わたなべ守人通信Vol.9

6月県議会定例会
渡辺県議の質問に答える寺林農林水産部長
 
ごあいさつ 富山県議会議員 渡辺守人
 厳しい暑さが続いておりますが、後援会の皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。お陰様で私は元気に毎日を過ごしており、皆様方のあたたかい変わらぬご支援、激励に心から感謝をいたしております。
 6月議会においては、6月20日に一般質問に立たせていただきました。今回も2月議会に引き続き、新総合計画と行財政問題については、かなり突っ込んだ質問をいたしまして、新聞でも大きく取り上げていただきました。
 前回同様、石井知事に最初の質問での速球勝負。知事は、少し答弁において逃げ腰。質問を終え、自席で知事答弁を聞いていると、なぜか私の席の隣りに山辺政調会長が。最初の質問の知事答弁に対しての矛盾を、私に再質問でただせないかとのことでした。私は今回はそこまで考えていないと伝え、一件落着。
 政調会長として苦労されている山辺先生。知事答弁がはっきりしないので、私以上に知事に考え方をただしたかったのでしょう。これからは答弁がしっかりしていなかったら、再質問もしっかりせねばと私自身思った次第であります。そして6月議会も、6月26日に閉会。
 振り返れば私も県議になり、はや3年と4ヶ月、1期目の任期も残す所8ヶ月。私の廻りも益々慌ただしくなって来ましたが、頑張らねばと今思っております。そして後援会の皆様方には、1期目の私が経験した事、実績、県政への思いを伝えたいと思っており、是非、県政報告会・ミニ集会を開いていただきたいと思います。
 今後も、県政発展に邁進する所存でございますので、後援会の皆様方の一層のご指導、ご支援をお願いし、挨拶にかえさせていただきます。
 
6月県議会定例会報告
【日時】2006年6月20日(火)
1.新総合計画について
新総合計画と知事のマニフェストとの整合性について問う。
[答]マニフェストは、知事選挙に立候補するにあたり、優先して取り組みたい重点政策(活力、未来、安心を三つの柱とした35項目)を具体的な約束として示すために作成したものである。一方、新総合計画は今後10年の県政の大きな方向、目標を明らかにした羅針盤であり、県民生活の各分野ごとに約50の目標を設定している。このようにマニフェストと新総合計画は、性格を異にするものであるが、マニフェストの基本的な考え方、政策の方向については、できる限り総合計画に反映させていきたい。また、総合計画は幅広い県民の参画を得ながら策定するものであることから、県議員との意見交換はもとより、タウンミーティングなど様々な機会を通じて県民より意見をいただき、反映させていく必要があると考える。
傍聴者のコメント

現在、議会には総合計画に対する承認権がないことから、知事は県民の参画を得ながら策定するものといわれるが、審議会に責任があるわけでなく、その策定における責任は知事にあるということを答弁に期待したが、明言はなく答弁は終わった。
 
2.行財政問題について
財源確保の観点からも、個人県民税の徴収について直接徴収に取り組むべきと考えるが。
平成16年度の個人県民税の収入率は93.2%であり、平成7年度に比べ2.8ポイントのダウンである。
個人県民税の滞納額の推移
[答]平成19年度から、三位一体改革で所得税(国税)が地方に移譲され、個人住民税に組み込まれることから、個人県民税が約179億円も増える見込みで、滞納者への対応をより厳格にすることが必要。個人県民税の徴収確保対策は、財源確保の観点はもとより、税負担の公平の観点からも重要な課題である。個人県民税は、市町村が市町村民税と合わせて徴収することから、県として8月に市町村の徴収支援計画を策定し、10月にも高額滞納者や支払能力があるにもかかわらず長期にわたり納付の意思のない悪質な滞納事案について、直接徴収を実施したい。県が市町村から徴収業務を引き継ぐ直接徴収については、石川、福井など32都道府県で実施され、効果を挙げていることもあり、積極的に取り組んでいきたい。
 
遊休資産のみならず、県職員住宅など県有財産の売却を進めてはどうか。
一等地に大量に確保する必要はないと思うが。
[答]職員住宅は、公務の円滑な推進、職員の福利厚生、優秀な職員の確保などの役割を果たしており、必要性は高いと考えているが、独身寮については入居状況が低下しており、施設の有効活用を含め、あり方を検討していきたい。
 
3.富山県立大学について
地域貢献への取組みは。
[答]企業、県民の課題解決支援の総合窓口として16年4月に地域連携センターを設置し、企業向け技術相談、研究者紹介、卒論テーマ募集事業、モバイル・ラボなど多彩な産学連携事業にも取り組んでいる。産業界により設立された富山県立大学研究協力会は現在241会員を数え、産業界と大学のパイプ役となっている。
 
県立大学や県の試験研究機関が携わった商品の販売状況と販売促進の支援策は。
[答]県立大学や試験研究機関と企業との共同研究で商品化された案件は多数にのぼり、例えば「低温型保冷剤」は今まで20万個の販売、高齢者の生活状況を確認する「緊急通報システム」は5千台の販売、とやまオリジナルブランドの医薬品「パナワン」は1万6千箱の販売となっている。広域商談会の開催や地域見本市への出展など行っており、今後も販路拡大を積極的に支援したい。
 
4.高品質な売れる米づくりについて
「富山67号」の位置づけについて。
[答]「富山67号」は、主に大規模経営体等において「コシヒカリ」の後に収穫する晩生のうるち品種として、早生の「てんたかく」や中生の「コシヒカリ」などとの組み合わせによる収穫作業などの分散や、直播栽培の安定生産に寄与できる品種と考えている。今秋、収穫した米を県内外の業者に送付し、市場評価を受ける予定にしている。将来の取り扱いについては、市場評価の結果も踏まえ検討していきたい。
 
 昭和50年4月は、故渡辺辰男県議初当選の年です。その時、北日本新聞に掲載された「新人県議が語る」という記事の中で、渡辺先生が言われた一言が私の心を捉え、将来の牧野地区の発展に期待し、固い信頼関係を築いて今日に至りました。 7期28年、その間の人柄・実績については今更申し上げるまでもございませんが、平成15年3月、惜しまれて引退され、御長男守人県議誕生となりました。
私は近頃守人県議とお話をしている時、ふと亡くなられた辰男さんとお話をしている様な錯覚をおぼえることがございます。 平成15年、初当選されて間もなくの頃、県議とお話する機会がありました。その折初登庁の感想を述べられまして、「知事を始め先輩議員に本当に温かく迎えられ父の偉大さをこれ程感じたことがない。本当に親切に指導して貰っている。有難いことであり、この様な状態を大切にして行きたい」とおっしゃいました。 現在もおそらく行政当局とも議会とも良好な関係が続いていることと信じております。日々研鑚と実績を積まれ、ますます成長されまして、県はもとより高岡市発展のためになくてはならない第一人者となってください。21世紀を見据えて、先代、先々代をも凌ぐ政治家と成られ、経営手腕を兼ね備えたバランス感覚の優れた政治家として大きく飛躍されますよう心より念じながら筆を止めます。
牧野地区後援会 田中 憲夫
【日時】2006年5月27日(土)
【場所】花尾カントリークラブ、高岡商工ビル
第2回の後援会ゴルフコンペが花尾カントリークラブで行われました。残念ながら急遽、参加できなくなった藤子不二雄Aさんから、直筆の色紙が賞品として贈られ、表彰式を盛り上げていただきました。